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放射能と生命は相いれない

たんぽぽ舎のメルマガの一部を転載する。


【放射能と生命は相いれない】

   トリチウムが大量に放出される原子炉周辺や再処理工場周辺では
  小児の脳腫瘍や自血病が増えています
          遠藤順子(医師)


私は、今年6月の六ヶ所村長選挙に「反核燃」の立場で立候補しました。
六ヶ所村は、日本原燃社員が人口の4分の1以上(人口約1万人中、日本原燃社
員約2700人)を占め、その家族や関連会社を含めれば人口の6割以上を核燃関係者
が占めています。
ですから、「核燃反対」を唱える候ネ甫が村長選で勝利できる可能性はありません。

それでも私は、「放射能と生命は相入れない。それ故に、核燃サイクル・再処理と
第一次産業(漁業、農業)とは両立しない」と六ヶ所村で訴えました。
実際に、再処理工場が本格稼働して大量の放射性物質が海や空へ放出されたなら、
それは環境中を循環し、海や大気だけでなく、土壌も川も森も山も湖もすべてを汚染されるのです。

そこに暮らす人間のみならず、周辺の人々も海産物も農産物も“安全”とは言えなくなります。
再処理工場の放出する放射能は、原発の比ではありません。
しかも、海に流されるトリチウムは、年間1京8000兆ベクレルという膨大な量で、
これが合法的に放出されることになるのです。
福島第一原発敷地内のタンクに貯められている大量のトリチウム汚染水を海に放出する
という話も持ち上がつていますが、許されることではありません。

トリチウムは「低エネルギーだから心配ない」とか「人体に影響はない」と
か云う人がいますが、そもそも内部被曝による人体への影響はマンハッタン計画
以来現在に至るまでほとんど軍事機密とされてきたのです。

トリチウムは三重水素です。簡単に生物の構成組織内の水素と入れ替わり、
有機結合型トリチウムを形成します。

細胞の組織と結合したトリチウムがβ(ベータ)崩壊したとき、体の組織の一部が破壊されます。
遺伝子でも細胞膜でも酵素でもミトコンドリアでも細胞質でも
あらゆる部分でこのようなことが生じ得ます。
ガンだけではありません。様々な病気が起こり得るのです。
「放射能による影響とは証明できない」とよく言いますが、疫学的には明らかです。

トリチウムが大量に放出される原子炉周辺や再処理工場周辺では、小児の脳腫瘍や
自血病が増えています。
現在の権力側が、それを放射能による被害と認めたくないだけです。
原因不明の病気もたくさんありますが、最近、活性酸素による人体への影響や病気との
関係が徐々に解明されてきています。
低線量放射線が体内で発生させる活性酸素によつても、人体の細胞膜が酸化された
リミトコンドリアが傷害されたりして、様々な病気が起こり得るのです。

実際、福島第一原発事故後にアルツハイマー病やパーキンソン病、感染症などによる
死亡率増加が統計学的に証明されています。
このまま、放射能が垂れ流され続ければ、人類のみでなく地球上のあらゆる生命の
危機が訪れると思います。
全ての生命の継続のためには、原発核燃をすぐにやめる以外の選択肢はありません。
私は今後も医師として「放射能と生命は相入れない」と訴え続けます。

  (出典:「道しるべ」「子ども脱被ばく裁判」の会
      会報10号 2018年9月より)









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